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【母音×アタック】母音の歌い方 三種類+マル秘の裏技~和田アキコ/MISIA/絢香~

【母音×アタック】母音の歌い方 三種類+マル秘の裏技~和田アキコ/MISIA/絢香~

母音の歌い方って○○通りもあるの?

母音で始まるフレーズをどのようにスタートするか。
みなさんは考えたことがあるでしょか。
音程や強弱、声質など様々な変数はありつつも、今回はそのアタック音の有無という観点にしぼって考察していきたいと思います。

この処理次第で、聞き手に与える印象が大きく変わります。
また、表現方法としてだけではなく、母音の扱い方は喉のコントロールが未熟な歌い手にとって発声そのものにすら大きな影響を与えることにもなります。

3通りの立ち上がり

アタック母音

声門を閉じた状態から発音します。

メリット

母音を子音化することで、よりリズムを生み出すことができる
音量的に強い立ち上がりを作りやすい

デメリット

極端な場合その一音だけ音量が飛び抜ける
喉のコントロール力が未熟だと地声よりの重い発声に寄る可能性がある

h音+母音

最初に息を流し、その後発音する

メリット

音量的にミニマムを作りやすい
なめらかなフレージングが可能

デメリット

音量が出しづらい
リズムを出しづらい

神業同時母音

アタック母音とh音母音の中間

 

メリット

ナチュラルなたちあがり
音程をとりやすい

デメリット

そもそも発音が難しい
→コラム参照

3種類の立ち上がりをチェック!

アタック母音 和田アキ子 古い日記

あの頃は二人共
なぜかしら世間には

さすがアッコ姉さん。
アタック母音からスタートすることで力強さが半端ない。
若干エッジボイスが混じっているようにも聞こえます。

h音+母音 MISIA Everything

すれ違う時の中で
「ha」なたと巡り合えた
「ha」いたい想いのまま

MISIA様の柔らかなフレージングはここから生まれるといっても過言ではありません。

神業同時母音 MISIA Everything

01:28
「あ」なたを

アタック音もh音も聞こえません。
美しい同時母音ですね。

コラム1 エッジボイス/グロウルを使った立ち上げ

エッジボイス

グロウル

コラム2 神業同時母音の裏技

ほとんどの人が発声の癖でh音スタートか、アタック母音偏って使う癖があります。
同時母音をいついかなる時、音程、音量でも使える人はかなりの猛者と言えるでしょう。

お恥ずかしながら私もそこまで熟達はしておりませぬ。
けれども、そんな難易度の高い母音同時発声もある裏技を使うとそれっぽく聞かせることができます。

「w」「y」「ハミング」法

勝手に名付けました笑
息の流れを制限する言葉を使うことで、母音同時発声の難易度を落とすテクニックです。
フレーズ中のものもありますが絢香様がちょうどよく3つ実践してくれていたので該当箇所を示しておきます。
ハミングパターンは微かすぎて聞き取りづらいかもしれないです。

「w」03:47

聞こえるように→聞こ「we」るように

「y」03:57

涙で前が見えない日も→涙で前が見「ye」ない日も

「ハミング」07:37

あなたがいるから歩ける→「んぁ」なたがいるから歩ける

少し日本語が崩れるの玉に瑕ですが、プロシンガーもいくらでもやっているので、覚えておいて損はないです。

発声と母音の立ち上げの関連性

母音の立ち上げは、それぞれのシンガーの癖が出やすい箇所です。
発声的な課題が見えやすい場所という言い換えもできるでしょう。

ミックスボイス練習中のシンガー

強烈なアタック母音を使うがために、そのフレーズだけ重くなってしまってピッチがさがるという現象が多々あります。アタック母音は重い地声に寄りやすい作用があります。声を軽く、柔らかく使いたい人はアタック母音の存在を気にしてみると良いでしょう。

リズムを出せないシンガー

発声が柔らかいがために、アタック母音をつけられないという方もよく見かけます。
このタイプのシンガーはh音や同時発音は用意にできるが、アタックを強くつけられないことが多いです。
そのせいで速い節回しの曲がどうしても合わずバラードばかり歌ったり、バラードのピークを作れなかったりします。

両ケースとも歌のなかでアタック部分を意識をすれば治る(イメージ通りの発声ができる)幸運なこともありますが、そんなんじゃ解決しないくらい問題が複雑な時も正直あります。

練習法について

以上のように発声と結びついてしまうが故に、高音域ではコントロールが難しいケースも多いです。
なので、まずは楽に発声できるレンジで歌える曲の母音の立ち上がりを真似してみてください。
楽に発声できる音域でであれば表現レベルの向上確実に発声の熟練度を上げることができます。

まとめ

フレーズの最初の母音(もしくはミュート後の母音)の処理って本当に奥が深いです。
今回はアタックの作り方だけでしたが、音程の取り方や装飾音のつけ方次第で何万パターンもの表現が考えられます。

どんなパターンがあるのか認識+言語化しておくことで、歌の聴き方が大きく変わるはずです。

アウトプットに使うのではなく、あくまでもインプットの質をあげるお手伝いだと思っておいていただけると誤解がないかなと思います。

 

母音マスターへの道ファイトです。


最後まで読んでくれてありがとうございます。

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