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歌唱力とは?【ステージ】【カラオケ】【お風呂】どこで歌うか分かっていないと努力の方向性を間違える理由

歌唱力とは?【ステージ】【カラオケ】【お風呂】どこで歌うか分かっていないと努力の方向性を間違える理由

歌をどこで歌うかによって努力の方向性が変わる話

色々な議論があるかとは思いますが、日本×POPsという事に絞ればある程度の上手さの文脈(法則性)があると考えています。

音程、リズム、歌詞、メロディ、アレンジ、声質、母音、子音、言語、強弱、身体性 etc

細かく要素を区切っていくことで、シンガーごとに一定のパターンを見出すことができます。
時にはお互いが複雑に影響し合うので、分析は容易ではありませんね笑

しかし、ウマさを定義する際に忘れてはならないのが、その人にとって歌うということがどのような意味を持つのか。ということです。

カラオケやスナックでちやほやされたい人と、ステージに立ってお客さんに感動を与えたい人とでは目指すべきウマさが異なるのはご想像いただけるでしょう。

本日は私が勝手に歌い手を3種類に分類してみました。

  • カラオケスター
  • ステージシンガー
  • お風呂の歌姫

それぞれのシンガーの特徴と、優先すべきスキルを確認していきましょう。

 

カラオケスター

カラオケ文化の中で上手と褒められたい

優先度 高

音程/リズムなどの最低限の体裁
参加者の層をみて選曲できるレパートリーとセンス
許容される感情表現の最大値を知る

優先度 低

オリジナリティ等の歌の個性化


カラオケスターに優先されるのは参加者にどう思われるか。
そこにいる人々の多くに受け入れてもらえる歌かどうかです。
このスキルが中々難しい。

年代ごとのレパートリーも必要ですし、歌唱力の調整も必要です。
上手ければいいというわけではなく、感情表現もしすぎるとウザイです。
音程などの体裁が整った上で、ちょうど良い歌唱力で歌うことが求められます。

変幻自在な歌唱力というよりは、ちょうど良い歌を歌うスキルが必要です。

そのためにはボイトレでの発声力UP、完コピでの歌唱力UP、そして自身をコーディネートする力を均等につける必要があります。

 

ステージシンガー

人に感動を与える歌を歌いたい

対価としてお金をもらう

優先度 高

視覚/キャラも含めたトータルプロデュース
音程/リズムなどの体裁面での圧倒的安定感
いつでも一定のパフォーマンスを発揮できる発声力

優先度 低

幅広い歌唱テクニック


ステージシンガーの場合も実は歌唱力は最優先事項ではありません。
トータルプロデュースの結果、歌唱力が重要ファクターになる可能性もありますが、それよりもビジュアルだったり楽曲だったりの方が優先度が高いです。
歌唱力については自分をどう魅せるか。という目的があった上で、必要なものだけ手に入れるのでOKです。

誤解を恐れずいうと、ある意味素人より下手でもいいのです。

 

お風呂の歌姫

あくまでも自分が気持ちいいと思える歌を歌いたい
一人カラオケなども含む

優先度 高

自分のイメージを100%体現する発声力
歌いまわしの幅、テクニックの引き出し

優先度 低

聞き手に合わせるような行為全般


お風呂の歌姫、結構多いのではないでしょうか?
ボーカルスクールで講師を務めていた時はこのパターンの方が一番多かったように思います。

大好きなアーティストの曲を年がら年中歌い。徹底的に真似をする。
人に聞かせることに興味がないからカラオケも行くわけではない。
選曲もボーカル講師泣かせのマイナーな曲ばかり笑。

でもレッスンしていて一番気持ちいいのはこのタイプの方です。
音楽をなんのしがらみもなく愛せるからでしょう。

ボイトレと完コピをひたすら繰り返していけばOKです。

というか、本人が満足していれば歌唱力が不要なパターンさえあります。

気持ちよく歌えることが最優先です。

ただし、このタイプの歌い手はこだわりが強い場合も多く、結構な割合で他のタイプのシンガーより努力しますし、あっという間に成長していく人も多いです。

 

まとめ

自分自身のはなし

自分は高校生までは典型的なお風呂の歌姫でした。

高校生までは洋楽しか聞かなかったので、周りともほとんど趣味が合わず。。。
だってアレサ・フランクリンを歌う男子高校生なんていなかったからね~。

rock steady歌ってもぽかーんて感じですわ。

 

大学生になって、アカペラのサークルに入って人前で歌う機会が徐々に増えてきて、ステージシンガーとしての側面も伸ばすよう意識するようになりましたが、とっても窮屈な気持ちでした。
白石涼という個性を作ればつくるほど、歌はつまらなくなっていくなぁと感じていました。
一方、苦しみながらも歌を続けたからこそ、ボイストレーニングでは神様のようなトレーナーに出会うこともできたし、後悔はしておりませぬ。

常にお風呂の歌姫であってほしいという願望

みんなそれぞれの目的で自由に歌うんでいいと思います。
ただ、ステージシンガーもカラオケスターも、どこかではお風呂の歌姫のままでいて欲しいというのが個人的な願いです。

忘年会で歌わなきゃいけないから~とか

カラオケの苦手を克服したいとか

ネガティブな理由スタートで歌を歌う人は別ですが、好きで始めた人がステージシンガーやカラオケスターになると窮屈な思いをする人も多いのではないかなと思っています。

人前で歌うことっていうのは素敵な経験ではあるし、歌のファンタスティックな側面ではあるけれど、結構厳しいフィードバックをもらうことも少なくないはずです笑。

何事も人からの評価だけを原動力にしているとどこかで限界がきます。

 

お風呂で歌う自分だけの歌も大切にしてあげてください。


最後まで読んでくれてありがとうございます。

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Commets

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. すごく納得できる分析です。勉強なりましま。

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