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【バウンスフィール】リズム感を鍛える~あいみょん 愛を伝えたいだとか~

【バウンスフィール】リズム感を鍛える~あいみょん 愛を伝えたいだとか~

あいみょんの歌唱分析part3はフィールについてです。

みなさんフィールという言葉は聞いたことがあるでしょうか?

フィールというのは細かい音符をどう感じるかということを指しています。

 

決してブルースリーのような抽象的な話ではないのでご安心を。

フィールを感じられるようになると、一気に歌の躍動感が増しますし、ハネているフィールの曲にとっても強くなりますよ!

 

フィールについて読み進める前に、予備知識としてあいみょんシリーズのビート感とシンコペーションについての記事を先に読んでおくことをおすすめします。

過去記事
【ビート感の正体】【2,4拍が重要な訳】リズムが表現を規定している話~あいみょん 愛を伝えたいだとか~

リズム感がないという悩みを解決する3つの方法【シンコペーション編】~あいみょん 愛を伝えたいだとか~

フィールについて完全に理解している。

という人は、解説の項目まで読み飛ばしてください。

音楽の勉強

16分音符について

4分音符をさらに半分にすると8分音符。
さらに半分にすると16分音符という単位になります。

1小節=4分音符×4=8分音符×8=16分音符×16

上記のような対応関係になります。

フィールについて

フィールというのは16分音符の単位でお話です。
フィールは大きく分けて2種類あります。

イーブン(平ら)のフィール
バウンス(ハネ)のフィール

イーブン(平ら)について

これは文字通りというか、ごくごく普通の16分音符の状態を指します。

小節内の16個の音符すべてが均等の長さです。

バウンス(ハネ)のフィール

リズムがハネている。などというふうに使われます。
これは結構な異常事態が16分音符におきます。

なんと、音符によって長さが変わってしまうのです。
具体的には奇数個目の音符が長くなり、偶数個目の音符が短くなります。

||長短長短|長短長短|長短長短|長短長短長||

ハネ具合にも幅がある話

均等なはずの16分音符の長さが変化するのがバウンスフィールです。

そして、その変化にも幅があります。

ちょっとだけハネてる状態や、激しくハネてる状態があるのです。

長短の比で言うと、

1:1→イーブンの状態
1.2:1→ちょっとだけハネてる
1.8:1→激しくハネてる

 

こんな感じで何パターンも存在しています。

ややこしくなってまいりました。

イーブンとバウンスの比較

こればっかりは文字で説明されても分からないと思うので、参考音源を貼っておきます。
イーブン→ハネ(激)→ハネ(弱)→イーブン
上記のように3種類のフィールを行き来させています。

16分音符の変化について感じることができたでしょうか。
本当に微妙な変化なので、身体で覚えたほうが早いかもしれません。

ハネという言葉通り、ひょこひょこハネるようなニュアンスになります。

*スウィングという用語が動画内で出てきますが、一旦無視でOKです。
*アプリはガレージバンドを使っています。

同じ曲でもフィールが変わるとこうなるの例
丸の内サディスティック

どちらも椎名林檎姉さんが歌う丸の内サディスティックですが、フィールが違うとこうも印象が変わるのです。
参考までにどうぞ。

椎名林檎ver. バウンスフィール

Spotify

apple music

丸ノ内サディスティック
カテゴリ: J-Pop

東京事変ver. イーブンフィール

Spotify

apple music

丸ノ内サディスティック (Just can’t help it.より)
カテゴリ: ロック

以上がフィールについての簡単な説明です。

あいみょん 愛を伝えたいだとか

参考動画・音源

YouTube

Spotify

apple music

愛を伝えたいだとか
カテゴリ: J-Pop

解説

基本的にはバウンスフィール。

ハネているリズムで進行します。

 

青色→バウンス

黄色→イーブン

 

バラのはなにねがぁいこめてさ

馬鹿なゆめでおどろう ah ah

あいをつたえたいだとか

くさいことばっか考えてまってても

だんだんそふぁーにしずんでぃくだけ ぼくがぁ

あしたいぃおとこになるわけでもないからさあせらずにいるよ

きょうは陽がおちるころにあえるの

*4分音符、8分音符に歌詞が相当する箇所で、内側に16分音符ハネのニュアンスが感じられたものはハネとしてマークしてありますがそこはお好みでどうぞ。


歌はドラムのフィールに合わせる!が基本

基本的にはドラムの16分音符のニュアンスに合わせて歌詞を伸び縮みさせて、リズムに寄り添っています。

ちゃっかちゃっかちゃっかちゃっか

ドラムをしっかりと感じることが出来れば歌詞の長さも自然とそれに合わせることができます。

最初のうちはYouTubeやハヤえもんで速度を0.5倍側程度に下げてニュアンスを掴むとよいでしょう。

1音1音長短を確認していくことも可能ですが、これについては繰り返し聞いて、アウトプットをした方が絶対習得が早いです。

 

「今日は陽がおちるころにあえるの」がハネない理由

初学者は読み飛ばしてもらっても構いません。

ちょっとマニアックな考察です。

 

このフレーズがハネない理由について、こればっかりはあいみょん様に聞かないと真意はわからないのですが、私なりの予想があります。

歌=ハネる(バウンス)

セリフ=イーブン

上記のように歌い分けしていると考えるとしっくりきませんか?

気持ちを込めたフレーズだからこそ、リズムを無視し潰すことで吐き捨てるセリフのような、そして、曲の進行感自体をストップするような印象を与えるようにしたのではないでしょうか。

 

 

油断するとハネ損なったり、ハネすぎちゃったりというのはままあることですが、あいみょん様のイーブンフィールに意図があるとするならば上記のようなモノなのではないかと思います。

 

ただし、この解釈はその人それぞれの感性次第なところがあるので、みんなあいみょんになったつもりで考えてみてください。

 

あえて、ハネたまま歌ってみるのもいいでしょう。

試行錯誤こそが歌の基本です!!

 

ベースがイーブンフィール?

ドラムがバウンス(ハネ)のリズムなのに対して、ベースはイーブンのフィールです。

小節終わりのフレーズがわかりやすいです。

16分音符を演奏した時に、均等で平らなフレーズになっています。

YouTubeで0.25倍速まで下げるとわかり易いです。

 

こんなふうに楽器によって、フィールが異なるということもいくらでも起こりえます。

例えば、ドラムがイーブンでもボーカルがハネたり、ベースとボーカルがハネて、ドラムがイーブンなんていうパターンも多いです。

 

例外はいくらでもあるのですが、基本はドラムと仲良く!というのをこの記事では覚えておいてください。

上級編 ハネてる曲はブレスもハネるべし

呼気吸気ともにしっかりとバウンスを意識して歌ってください。

ある程度しっかりと歌える人でも、フレーズの頭の音だけ毎回ハネ損なう。という現象にめちゃめちゃ遭遇します。

 

そういった場合はブレスがイーブンフィールになってしまっていて、リズムがバウンスに戻ってこれていないことが多いです。

 

「ブレスがイーブン」=「ゴーストノートの位置がイーブン」に入るということなので、どうしても平らなリズムでフレーズがスタートしてしまいます。

大体のひとは途中でバウンスに復帰するので、あまり指摘されることが少ないですが、8割くらいの人はこのトラップに引っかかっています。

 

フレーズの切れ目や、間奏明け2番の始まりなどの直前のブレスは、しっかりとバウンスする意識が必要です。

まとめ

イーブンフィールについては?

イーブンフィールについては普通に歌うとそうなるので、この記事取り立てて扱うことはしません。

むしろ、バウンスの時にしっかりとドラムの音を捉えて、ハネのニュアンスを出そう!ということを意識すべきです。

 

楽器と仲良くしつつ時には喧嘩を

ビート感・フィールは基本的には楽器と仲良くする能力です。

シンコペーションは楽器と喧嘩することで生まれるアクセントです。

 

この3つを習得できれば、あなたの歌唱力は30倍くらいになります。

まずはこの曲でしっかりと3つのリズム要素について実感することからスタートしてください。

そして、何となくそれぞれの意味が分かったら他の曲ではどうなっているんだろう?と、興味の幅を広げていってください。

 

 

また、フレーズがハネない理由で考察したとおり、リズムをマスターすることで、心の機微を表現できるようになります。

めちゃめちゃ素敵なことだと思いませんか?

グルーブの先にあるものに手が届くよう、これからもお手伝いしていきたいです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

記事を読んで何か感じたことがあればぜひコメントください。
分からないことやリクエストでも構いません。
みなさんの声をお待ちしています。

もしこの記事が役に立ったらぜひシェアもお願いします。

レッスンをご希望の方はこちら
http://utaukimochi.com/lesson/

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