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歌唱技術としてのエッジボイス【効果と出し方】〜ONE OK ROCK Wherever you are〜

歌唱技術としてのエッジボイス【効果と出し方】〜ONE OK ROCK Wherever you are〜

本日はエッジボイスについて学んでいきましょう。

発声練習としては馴染みのあるエッジボイスですが、歌唱技術としてきちんと意識したことはありますか?
ノイズ発声に分類される声ですが、その声が与える印象は使い所やその種類によって多岐に渡ります。

これが歌で自由に出し入れできるようになると、感情表現の幅がとても広がります。
みなさんの想像以上に使いこなすのが難しいテクニックなので、根気強く取り組んでみてくださいね。

本日はONE OK ROCKのWherever you areを題材にエッジボイスの世界を探索しましょう。

エッジボイス

ノイズを発生させる技術

ボーカルフライとも呼ばれることがあります。
通常の発声にノイズを混ぜる技術。もしくは、ノイズを単体で出す技術のことを指します。

呪怨の声といえばイメージできるでしょうか。

音粒の大きさは人によって、もしくは発声によって異なりますので、一旦は気にしなくて大丈夫です。

声帯のリラックス効果?

声帯のリラックス効果があるという説があり、高音域開発のボイストレーニングでも積極的に用いられています。
確かに、声帯のコントロールが上手じゃないとうまくキープできない発声方法なので、これがスムーズに出せることは一つの指標になるかもしれません。
悪影響があるとは思いませんが、万人に共通の効果抜群マジカルトレーニングかと言われれば疑問です。
その人の声帯の状況次第かなぁと。

2種類のエッジボイス

歌唱で使われるエッジボイスを2種類に分類します。
与える印象はあまり変わらないかもしれませんが、その難易度はかなり異なります。

無声エッジボイス

ノイズ要素のみで音程を伴わない発声のため比較的難易度は低いです。
フレーズの始まりなど、アタック音に使用されます。「あいうえお」の母音の前につけるか、ノイズ単体で使用されることが多いです。
バラードのAメロなどでは頻出のテクニックで、切ない、寂しいと言った印象を受けるでしょう。

有声エッジボイス

声帯の振動を伴うエッジボイスです。
こちらに関しては、そもそも発声自体の難易度が高いので、最初からできる人の方が少ないでしょう。
フレーズのどこでも使用することができますので汎用性が高いです。
ある程度音量が出せるようになれば、切ない〜ロックまで多様な印象を与えることができます。

ノイズの粒が大きくなるとグロウルと呼ばれることもあります。

ONE OK ROCK Wherever you are

Spotify

apple music

Wherever you are
カテゴリ: ロック

解説

____→エッジボイス

I’m telling you
I softly whisper
tonight tonight
you are my angel

いしてるよ
ふたりはひとつに
tonight tonight
I just say

wherever you are
I always make you smile
wherever you are
I’m always by your side
whatever you say
きみをもうきもち
I promise you forever right now
oh yeah

I don’t need a reason
I just want you, baby
all right all right
day after day uh yeah
このさきながいことずっと uh yeah
どうかこんなぼくとずっ
しぬまでstay with me
we carry on


2番のサビ前までチェックを入れてあります。全部聞き取れたでしょうか?

前半は切ない印象を与えるエッジボイスの使い方が多かったと思います。
1番はほとんどがフレーズの頭についている無声音のエッジボイスなので、比較的コピーしやすいはずです。練習の際はぜひここら辺からチャレンジしてみましょう。

ちなみに初っ端の『telling』はフレーズ途中に出てくる有声音のエッジボイスなので出来ない人の方が多いかもしれません。
これをいきなりキメられる人はかなり喉の使い方が上手ですよ。

一方で『don‘t need a reason』や『baby』のエッジボイスはソウルフルに聞かせるための味付けになっていますね。

チャレンジはぜひしてほしいのですが、音量もかなり出しますし、やりすぎは注意です。
きちんとコントロールされていれば問題ありませんが、余計な筋肉を巻き込むと声帯に大きな負担がかかる場合があります。

オススメの練習の仕方

step1 無声エッジボイスで10秒キープ

10秒程度安定して出せるようになるまで小まめに練習してみてください。
吐く息が多すぎると途中で止まってしまうので注意しましょう。

step2 有声エッジボイスで10秒キープ

10秒程度安定して出せるようになるまで小まめに練習してみてください。
最初はハミングでやるのをオススメします。
低めの音域、かつ小さな声がトライしやすいです。

step3 実践編 Wherever you are

チェックを入れた歌詞を見ながら、ぜひチャレンジしてみて下さい。
最初から原曲のスピードーは難しいと思うので、YouTubeかハヤえもんで再生速度を下げてやってみましょう。
ハヤえもんについての記事はこちら
TAKAがやっていてるエッジボイスの半分くらい再現出来れば一旦は上出来です。
step4へ行って構いません。

step4 応用編

ぜひ他の曲で試してみください。
まずは曲の中でエッジボイスが使われている箇所をチェック。
スピードを落としてコピーから、原曲と同じようにできるようにする。というフローでいきましょう。

まとめ

発声能力が関わる歌唱練習について

歌唱訓練の原則はアーティストの完全コピーですが、発声能力が大きく関わってくるものに関しては別です。個人差はあれど、エッジボイスはウィスパーボイスなどと比べると発声の難易度が高い場合が多いです。

完璧を目指すにはとても効率が悪いので、今できる範囲でコピーする。で、OKです。スピーディーに今できることをこなしていれば、発声能力も自然と追いついてきます。
一週間やってできなかったら次の曲に変える!的な期限付きの決断も必要ですよ。

 

テクニックとキモチ

このブログではエッジボイスに限らず、歌唱の特徴にラベリングし、テクニックという風に便宜上呼んでいます。歌でテクニックという言葉を使うと本質的なないような印象を受ける方もいるかもしれませんが、その感覚は正しいです。
あくまでも、自分が表現したいイメージと、アウトプットを繋げるための手段という意味でテクニックという言葉を使っていますので、これ使っとけばそれだけ全て解決!プロ並みの歌唱!というわけではないです。

エッジボイスについてそれが人間の感情表現としてどんなシーンで使われるのか是非想像してみてください。

もしかしたらちょっとピンクなシーンで使われるかもしれません。
ずっと言えなかった言葉を絞り出した時かもしれません。
泣き出しそうな気持ちを我慢しているときかもしれません。

テクニックはあくまでもスタート地点。
ぜひキモチと繋げる努力もしてみてください。


最後まで読んでくれてありがとうございます。

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分からないことやリクエストでも構いません。
みなさんの声をお待ちしています。

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