
ライブコピー練習法
憧れのアーティストみたいに歌いたい
歌が好きな人、歌の道を志す人であれば、憧れのアーティストや目標となるアーティストに近づきたいのは当然ですよね!
練習法を少し変えるだけで、成長が加速するかもしれませんよ。
今回オススメするのは、ライブver.コピー練習法というものです。
こんな方にオススメの練習法
ボイトレ頑張って高い声出るようになったし、音程も外さなくなったけど、何故か目標のシンガーのように歌えない、、、
- 歌が単調になってしまう
- 気持ちのこもった歌が歌えない
- カラオケレベルの歌唱力から脱却したい
そう!人を感動させる歌を歌いたい人はCD音源ばかり聴いていてもダメなんです。
ライブの生の歌声を聴いて学んでこそ、アーティストの魅力を自分のモノにすることができます。
CD/配信用の音源で練習するとヘタになる?
アップルミュージックやLINEミュージックなどのオンラインのコンテンツにせよ、CD音源にせよ、レコーディングされた音源というのは圧縮されたものです。
他の楽曲との音量のバランスだったり、イヤホンで聞くのに最適化されたものなので、アーティスト本来の生の歌声や表現力とは程遠いことが多いです。
なので、カラオケで上手のレベルを超えたいシンガーはライブver.の音源や映像を参考にすべきです。
MISIA Everything
誰もがご存知。MISIAのEverythingを例に検証してみましょう。
ライブでの歌唱と、CD等配信用音源の比較をします。
CD音源版PV
LIVE版
強弱の比較[一音ごとの変化に注目]
動画内該当箇所 0:28~0:58
すれちがう時のなかで
あなたと巡りあぁえた
ふしぎね ねがったきせきが
こんなにも傍にあるなんて
オレンジ→弱 水色→強
Aメロだけ比較しても原曲の音源では見られないくらい極端に強弱がついています。
一音ごとに強弱が入れ替わっている箇所もありますね。
これは音圧をなるべく一定にするレコーディング環境では出来ない表現方法です。
音量の強弱だけじゃなく、子音の分離テクニック、息の多寡テクニックも使って緩急をつけているのですが、それはまた別記事で書いていきます。
ピークの表現②[泣き&フェイク]
動画内該当箇所 5:56〜6:20
You’re everything
You’re everything(*1)
あなたが思うより強く
優しいうそ(*2)ならいらない
欲しいのはあなた
オレンジ→弱 水色→強
原曲よりも派手に大げさに感情表現をしている箇所をピックアップしました。
*1
thingは原曲にはない歌い回しをすることで、より感情に訴えられます。
*2
ここで「泣き」という表現方法を取り入れています。
まとめ
これが本来のMISIA様のお力です笑
もちろんピックアップした箇所以外にも原曲と違う箇所はたくさんあります!
このライブ映像は2018年のものなので、リリースされた2000年当時とはシンガーとしての成熟ども圧倒的に違うというのもあるとは思います。
そう言った意味でも最新バージョンの歌唱を聞けるライブ版というのは貴重な練習音源になりうるのです。
ちなみに、日本のアーティストよりも、海外のアーティストの方がさらに音源とライブの差が激しかったりします笑。
海外アーティストであれば、YouTubeでほぼライブverが観られると思うので是非原曲と比べてみてください。
Singerの地力を知り、それを真似ることで、あなたの歌にも革命が起きるかもしれません。