
『カラオケのレパートリーが欲しい!』
『歌の練習をするときのポイントがわからない』
そんなお悩みにお応えしていきます!!
歌が上手くなる歌唱分析シリーズ!!
課題曲 花束のかわりにメロディーを / 清水翔太
歌うときにどんなポイントに気をつければいいのかが一目瞭然です。
曲ごとの難易度も大公開!
自分にぴったりの曲も見つかりますよー。
花束のかわりにメロディーを 清水翔太
YouTube解説版
音源リンク
花束のかわりにメロディーを
カテゴリ: J-Pop
難易度分析
比較的歌いやすい曲です。メロディーラインも素直なので、一通り歌えるようになったら、個性をだした歌い方をできるようになるといいですね。
女性は+4キーをあげることを推奨します。
パート別 歌い方講座
Aメロ
everyday everynight
きみをおもって ば かりで
どうにかなりそうなんだ
ほんのすこしの(息)
ためらいにた ち ど まって
あいのいたみをしったぁよぉ
『どう』以外はすべてシンコペーションしています。少し前に飛び出すようなアクセントのつけ方をしましょう。また『て・ば・か』で前に飛び出したのが、『どう』で後ろに引き戻されるイメージをもてると、リズムにメリハリがついてよいです。感情の高まりとも一致すると気持ちがいいので、ぜひ表現とリズムをリンクさせてください。
息混じりの声です。ため息をイメージしながら発声しましょう。音量の強弱だけでは聞き手に届くような抑揚は生み出せません。『音量+声質の変化=抑揚』です。また、声質は切り替えるものではなく、変化するものと捉えましょう。特に清水翔太さんは地声とウィスパーボイスを滑らかにグラデーションしています。歌詞の緑チェックは目安にしてください。
フレーズの終わりに息を吐くテクニックです。
①リズムを取る目的
②かっこつけ・キザな表現
③より早い吸気をおこなうため
上記3つの目的で行われるのですが、清水翔太さんは①の目的の場合がほとんどです。動画で詳しく説明しているので、そちらをご確認ください。
Bメロ
いまときをとめる⬇️のさ
ぼくにしかできぃないぃことぉがあぁるぅ
音程を上から取りに行くテクニックです。追いきれなければ最初はゆっくりとテンポを落として練習しましょう。音程の変化が間に合わない人は顎をトリガーにするとよいです。音程を落とす瞬間に顎を落とすとよいです。
日本語はリズムを細かく取るのには不向きな言語です。細かい母音をつなぎとしていれることで、足りない音数を補っています。クリスハートさんもよく使うテクニックなので、ぜひきいてみてくださいね。一方でこのテクニックをつかうと日本語が崩れるので、歌詞が聞き取りづらくなります。もろ刃の劔なので、使うジャンルと頻度は選びましょう。
【歌い方】I LOVE YOU / クリスハート (難易度S)【歌が上手くなる歌唱分析シリーズ】
サビ
はなたばのかわりに(息)メロディーを
だきしめるかわりにこのっ(ng)こえを(息)
いつもとおくぅからぁぁ
きみをみていたでもきょうは(息)ぼくをみつぅめて
フレーズの終わりに息を吐くテクニックです。
言葉をしっかりとビートに乗せてあげましょう、呼気ドメの息がアクセントの役割を果たしている箇所もあります。清水翔太さんが好んで使うテクニックですので是非真似できるようにしてみてくださいね。また『こ』の声の『こ』がシンコペーションで前に突っ込んでいるので、『声』でリズムを後ろに戻しましょう。Aメロと同じ現象がサビでも起きています。(ng)は日本語の『っ』の発音の仕方です。ミュート唱法を使うことでタメを作ることができます。
まとめ
バラードは気持ちを込めるのが鉄則ですが、注意点があります。
気持ちを込めるのは確かにアウトプットの訓練にはなりますが、歌唱技術の向上という意味でいうと効果は刹那的です。確かに気持ちを込めることで、たくさんある歌唱技術の変数を一気にデザインすることは可能かもしれませんが、それはコントロールされたものではないため、再現性に乏しいです。気持ちを込めたら、アウトプットがどうなるかまでしっかりと観察しましょう。口の形や、音量の変化、声質の変化など、起きる変化を楽しみましょう。
↓
シチュエーション設定
↓
気持ちを乗せる
↓
アウトプットを分析する
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